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子どもたちの未来と小学校の統合について

令和4年度における白子町の出生数は42名であり、少子化による児童数の減少は、町が抱える大きな課題の一つです。

町ではこうした児童数の減少に対し、学校規模の適正化を図り、将来への望ましい教育環境のあり方を見出すことを目的として、白子町小学校適正配置等検討委員会を昨年5月に発足させ、学校の統合を含む複数の選択肢の検討をしています。

町内の3小学校は、建築から50年以上経過するなど建物の老朽化が進んでおり、学校施設の維持費は今後も増加が予測されています。

そこで3校を統合し新たな学校を建設することで、子どもたちに最適な教育環境を提供することができます。また、統合による副次的効果として、運営コストが集約されることにより、教育資源の更なる効率的な運用が期待されます。

統合により児童同士の交流が格段に増えることから、児童が集団の中で多様な考えに触れ、協力し合い、切磋琢磨することを通じて一人ひとりの資質や能力を伸ばしていけます。

このような経験は、子どもたちが将来、社会で広い視野をもって活躍するための重要な要素となるであろうと考えます。

他方で、学校の統合は児童を取り巻く環境の変化、通学方法の変更、新たな設備投資の必要など多くの課題も伴うため、容易ではありません。しかし、長期的な視点で見ると、これが子どもたちや町にとって最も合理的かつ効果的な選択であると確信しています。

学校は地域社会においても重要な役割を果たしています。そのため、町の学校の未来をどうすべきかについては、保護者のみならず、住民の方々と一緒に考えていく必要があります。

今月開催が予定されている第2期『保護者・住民との意見交換会』には、ぜひ多くの方にご参加いただき、子どもたちの教育と町の未来について、様々なご意見をいただければ幸いです。


白子町長  石井 和芳

 
 
 

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