年頭所感「多角的な視点でのまちづくり」
- 石井かずよし
- 2023年1月1日
- 読了時間: 3分

明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃より本町の行政にご理解とご協力を賜り、改めて感謝を申し上げます。
昨年もコロナウイルス感染症の影響を引き続き大きく受けた年でした。
私自身も昨年12月に罹患してしまい、12月議会の会期延長をしていただくなど、公務に支障をきたすことになってしまいました。町民の皆様、議会議員の皆様を始め、関係各位の皆様に多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことに、お詫び申し上げます。
さて、まちづくりを進めるにあたり、限られた人材・時間の中で進めていくとどうしても解決しがたい、解決に時間を要する課題に多く直面します。そこで、民間企業から知恵をお借りすることも重要であると考え、昨年「地域包括連携協定」を締結しました。また、3月末にスタート予定の移動スーパーや空き家解消につなげるための「官民連携協定」もそれぞれの事業者と締結しました。今年も本町の課題解決に向け、必要であると判断したときは、官民連携を推進してまいります。
また、筑波大学が主催するスマートウエルネスシティアカデミーの実地研修地として白子町が選ばれており、大手企業の方々などが参加しているアカデミーの場において、本町の諸課題の解決策を提案していただけることになっております。民間の方の考えを取り入れることは、町職員とは違った「気付き」があり、多角的な視点でのまちづくりに非常に意義があることと考えており、今後も推進してまいります。
昨年10月に、先進的な取り組みでまちづくりを行っている新潟県見附市に行政視察に行き、健康で生きがいを持ちながら、安全安心に豊かな生活を営むまちづくりを体感してまいりました。一例を挙げますと、複合施設として市民交流センターを設置し、市民活動、交流、情報発信、健康の拠点として整備し、健康運動教室や子育て支援センターに加え、物産の直販所を設けていました。また、まちなかに交流拠点として温浴施設を建設し、指定管理者に業務を委託し、黒字部分の半分を市に納入させるという方法で施設の運営を行っていました。さらに、コミュニティバスなど公共交通を整備し、賑わいのある拠点を結んで好循環なまちづくりを行っていました。
「中心市街地を中核とした賑わいづくり」、「社会参加できる場づくり」がまちの随所に行きわたっておりました。
町民の交流の促進、健康の増進、賑わいの創出ができるようなまちづくりを目指し、本町でも取り入れられるものは実行していこうと思っております。
民間の方の英知や先進自治体の施策を白子版・白子流として取り入れ、柔軟な視点・視野を持ち続けて、まちづくりを推進してまいります。
町の課題は山積しており、町民の皆様にとっては、目に見えてすぐに成果が出るものばかりではありませんが、限られた時間の中で、その一つ一つを堅実に腰を落ち着けて、解決してまいります。
「子どもが健やかに育ち、町民が元気に暮らす白子町」を目指し、本年も町政運営をしてまいりますので、引き続きご支援・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
結びに、この新しい年が皆様と本町にとって輝かしい年になることを祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。
白子町長 石井 和芳
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