選ばれる町づくりへ
- 石井かずよし
- 2024年12月2日
- 読了時間: 2分

6月のコラムでもお伝えした人口戦略会議による「消滅可能性自治体」の指摘を受け、町では5月に「持続可能性向上施策推進委員会」を設置しました。委員会では、日々の業務で町民の皆様と接している職員たちが、白子町の未来のために知恵を絞り、活発な議論を重ねて、先日、6つの重点施策からなる提言がまとまりました。
提言の内容は、主に若い世代の定住促進に重点を置いたものとなっています。例えば、マイホーム取得時の支援や、地元企業への就職支援、子育て世帯向けの住宅整備などが示されました。中でも特徴的なのは、私たちの町の豊かな資源でもある天然ガスを活用し、災害に強く環境にやさしい住宅づくりを目指す案です。現場の職員ならではの、実情に即した具体的な提案に、私も大きな期待を寄せています。
もちろん、これらの施策を実現するためには、予算の確保やその他の課題など、クリアしなければならない問題が数多くあります。そのため、まずは来年度以降の実施を目指して、一つ一つの施策について、実現可能性やその効果を慎重に検討していきます。また、官民連携による若者向けの賃貸アパートの建築や、新たな宅地分譲についても検討を進めているところです。
大切なことは、若い世代が「住んでみたい」「住み続けたい」と思える町をつくることです。そのためには、行政だけでなく、町民の皆様や地域企業の皆様とも力を合わせていく必要があります。
これから、それぞれの施策について実務的な検討を重ね、実現可能な計画として練り上げてまいります。町の未来のために、確実に実行できるものから一歩ずつ、着実に前進していく所存です。
白子町長 石井 和芳
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